フリーランスからの転職
シビアな条件をどうクリアするかが、
建築設計の難しさであり楽しさ
建築設計
ギャラリーの空間や家具のデザイン業務を担当するフリーランスとして活動していた。
建築分野での経験を積みたいと感じるようになり、海外にも興味があったことから、海外事業にも挑戦できるCIMへの転職を決意。
現在は、官庁案件の建築設計業務と民間案件のCM(コンストラクションマネジメント)業務を担当している。
あなたの好きな言葉・モットーは?
「やらずに後悔よりやって後悔」
どんな仕事でも、まずは自分でやってみて経験することが一番重要だと考えています。設計業務では、図面を確認し、机上でどれだけイメージを高めても、結局現地に行って調査してみないとわからないことが多々あります。仕事を上手く進めるためにも自分を今よりも成長させるためにも、「やらずに後悔よりもやって後悔」をモットーに、いろんなことにチャレンジすることを大切にしています。
現在の仕事内容
現在は、官庁案件の建築設計業務と民間案件のCM(コンストラクションマネジメント)業務を担当しています。官庁案件は「施設の新設」と「庁舎の改修」という2つのプロジェクトを担当しており、設計の方針や建設の工程、施工スケジュールなどをお客様とコミュニケーションしながら取り決めています。民間案件は、物流倉庫の建設プロジェクトにCMとして参加しており、施工主と施工業者の間に入り、設計の内容や金額が適正であるかをチェックしたり、よりより建設が進められるようにアドバイスをしたりしています。
CIMに入社した理由
もともとは、ギャラリーの空間デザインや家具のデザインなど、さまざまなデザイン業務を担当するフリーランスとして活動していました。30代になったタイミングで、建築分野での経験を積みたいと感じたことと、海外にも興味があったことから、海外事業に挑戦できる建築業界の会社を探し始めました。そこでCIMのことを知り、「自分が挑戦したい分野と会社の事業が一致していたこと」「面接を担当してくれた取締役や社長の人柄が魅力的だったこと」が決め手になり、入社を決意しました。
仕事のやりがいと喜び
定められた予算や工期内で仕事を完了できたときにやりがいや喜びを感じますね。予算や工期内に収めるのはどんな仕事にも共通する当たり前のことですが、現在メインで担当している官庁案件の建築費用は税金から捻出されています。そのため、予算や工期の条件がシビアで、最低限の予算で最大限の実用性を求められるケースも少なくありません。指定されたシビアな条件をどう乗り越えるかは毎回頭を悩ませるポイントなのですが、それがこの仕事の難しさでもあり楽しさでもあると感じています。また、国の建物は全国津々浦々さまざまな場所にあります。例えば離島など、案件がなければ縁がないような土地に訪れて仕事ができるのも、この仕事の楽しさだと感じます。
この仕事に向いている人
「ひとつのプロジェクトを自分でやりきりたい」など、野心を持って働ける人に向いている仕事だと思います。私たちの仕事は非常に自由度が高く、例えば半年のプロジェクトの中で「どのような調査・設計を行い、どの外注先に依頼して仕事を完了させるのか」など、プロセスの大部分は担当者に委ねられます。さまざまな局面で「自分で考え、答えを作り出す」といったアクションが必要なので、プロジェクトを自分事と捉えて積極的に関わっていける人が良いと思いますね。もちろん、最初はアシスタントとしてプロジェクトに関わるのでそこまで大きな裁量はありませんが、それくらいの気概があった方がこの仕事を楽しめると思います。
休日の過ごし方
休日は旅行にでかけたり、趣味の素潜りで魚を突いたり、サーフィンをしたりして過ごすことが多いですね。また、「日本文化研究会」という部活を立ち上げたので、その活動として社員と一緒に日本の各地にでかけたり、土地の歴史や文化を学んだりもしています。その他、社内にはフットサル部・マラソン部・子ども部などの部活動があるのですが、私はすべてに所属しています(笑) なので社員と一緒に休日を過ごすことも多いですね。
今後の目標
現在の業務でさらに経験を積み重ね、今よりも大規模なプロジェクトを担当できるようになるのが直近の目標です。また、CIMには設計に限らずさまざまな事業があるので、新しい分野の仕事を開拓したり、海外事業に挑戦したり、新しいことにどんどんチャレンジしていきたいですね。ひとつの事業に集中して精度を高めていくというよりは、さまざまな分野で活躍できる人材に成長していきたいと思っています。
学生のみなさんへメッセージ
「大人はみんなが思っているよりも優しい」ということを伝えたいと思います。「この仕事に向いている人」のところで話したように「自分で考えて行動すること」は大切なのですが、最初から要領よくすべての仕事をこなせる人はまずいません。どこかで壁にぶち当たったり、失敗してしまったりすることがあると思うので、そういう時は遠慮なく周りの大人に助けを求めてほしいです。「大人ってなんとなく怖そう…」というイメージを持っている方もいると思うのですが、すぐに手助けしてくれると思います。特にCIMは、親身に相談に乗ってくれる人が多いので、怖がらずに安心して飛び込んできてほしいですね。