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日本文化研究会 2022年度第一回「Explore KYOTO」

日本文化研究会の今年度の第一回の活動を「Explore KYOTO」と題して京都で行いました。

【Day1】
普段行きやすい市内ではなく、車で1時間半ほどの美山まで行ってきました。
かやぶき屋根の建物群は古いものだと200年以上も前のものになるらしく、当時の暮らしぶりや伝統的な工法、使われていた農具などを見学しました。
夜は天ぷら吉川にて夕食。カウンターで見る大将の天ぷらを揚げる手さばき、女将さんの和装の所作は、その場所で引き継がれてきた伝統を感じます。
宿泊は市内に戻り、「THE GATE HOTEL 京都高瀬川 by HULIC」にて。京都に現存する最古のRC造の校舎である旧立誠小学校を改修・増築して2020年にオープンしたホテルです。
わが社ではホテル事業を手掛けることも多いため、デザインや計画、運営のしかたなど仕事に活かせそうなポイントを見て回ります。

【Day2】
京都中央信用金庫(旧厚生センター)で行われている「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO」展へ。
築90年の歴史ある建物でアンビエントミュージックの第一人者であるブライアン・イーノがグラフィックと音楽を用いた現代アートの展示は、新旧の融合で独創的な空間を生み出しており、感動しました。
最後は大山崎にある「聴竹居」へ。4回の建て替えを経て94年前に建てられた建築家 藤井厚二の自邸は、現代でも通じる普遍性と新しさを感じます。
細部にまで宿るデザインの細やかさは当時の生活の息遣いが手に取るように感じられ、建物から「藤井厚二」の人間性を醸し出されているように思われます。

今回はコロナ事情も踏まえ近場の京都へ行ってきましたが、まだまだ知らない場所ばかりで学びの多い1泊2日の旅となりました。
今後も体調管理には気を付けながら、コロナにより昨年度は不振に終わった本部活動を積極的に行っていきたいと思います。